慢性期の職場で働く看護師

● 慢性期の職場で働く

【回復期のリハビリ】

 リハビリ病棟は、病状が安定・回復しつつも麻痺や運動障害がある方が、自律して日々の生活を行うことができるように支援していきます。
 患者が自分で着替えや排泄、移動、保清ができるよう介助しながら生活指導も行っていきます。本人だけでなく家族に対しても相談に乗ったり指導をしたりしながらかかわっていきます。他人の気持ちに親身になって接し、辛抱強く長期にわたって支え続けることができる粘り強さも必要です。
 じっくりと患者さんと付き合ってともにつらさや喜びを味わいたい看護師さんに向いています。

【内科】

 内科は、心臓疾患や胃腸、肝臓、糖尿・高血圧等、長く病気と上手に付き合っていかなければならない病気が多いです。日常生活の悪習慣の積み重ねから発病する病気の場合は、十分な休養をとってもらい治療を行うとともに、バランスの良い食事や病気を誘発する悪習慣の改善のための指導も行います。
 患者さんの中には、退院後も長い間辛抱強く食事制限や禁煙、断酒などが必要になる方もいます。そのため、看護師は入院中も退院後の生活をしっかりと自己管理しながら病気と付き合っていく方法を指導するだけでなく心のケアも行う必要があります。
 内科の手がける病気は実に範囲が広いため、幅広い病気の知識が必要なだけでなく、患者の生活ケアに関することまで深く知っておく必要があります。また、投薬や点滴なども扱いますので、薬や医療機器のことに関しても効果だけでなく副作用な度に関しても患者に分かりやすく説明ができるようしっかりと学んでおく必要があります。
 また、内科だけでなく、外科やその他の科と連携を図る必要もあります。看護師として大きなやりがいを感じることができる看護業務の一つです。

【ホスピス・緩和ケア】

 ホスピスや緩和ケアは、がんなどの病気が薬や手術出回復できないほど病気が進んだ方に対して、苦痛や不安を和らげるケアを行うための施設です。
 患者さんが家族と共に過ごすことができ、最後まで自分らしく生きたいという願いをできるだけかなえることができる看護でもあります。
 一見和やかなように思われがちですが、患者さんの強い苦痛を緩和するための処置や薬剤の知識、急変への対応のための確かな技術も必要です。
 また、「死と直面する恐怖」に寄り添うのは生半可なことではできません。一見死を受け入れながら穏やかに過ごしているように見える方でも、突然死への恐怖や孤独感があふれ、爆発してしまうこともあります。支えていく家族に対してもケアが必要なこともあります。人と深くかかわることが大好きで、患者さんと真正面から向き合い続けることができる気丈さも必要な職場です。